新築一戸建てを購入する前に知りたい!ホルムアルデヒドの危険性について

公開日:2023/03/15


念願のマイホームを手に入れていざ住んでみると、頭痛がしたりめまいがしたりするなど、体調不良に悩まされるという話を聞くことがあります。この体調不良の原因はホルムアルデヒドというものですが、どんな物質なのでしょうか。また、対策する方法はあるのでしょうか。そこで今回は、ホルムアルデヒドの危険性について解説します。

ホルムアルデヒドとは

ホルムアルデヒドとは、目には見えない無色透明な気体で、人体に悪影響をおよぼすものです。ホルムアルデヒドは、防腐効果と水に溶けやすいという性質を持っているため、水に混ぜて防腐剤として用いられています。この防腐剤が、ホルマリン漬けに使用される、ホルマリンと呼ばれるものです。2つの水素、炭素、酸素で構成されている揮発性の化学物質なので、ツンとする不快な臭いを放つという特徴があります。

ホルムアルデヒドはどこから発生するの?

ホルムアルデヒドは室内のどこから発生するのでしょうか。ここでは、ホルムアルデヒドの発生源と人体に与える影響を解説します。

ホルムアルデヒドの発生源

ホルムアルデヒドの発生源としてもっとも多いといわれているものは、建材や家具などの合板です。合板に使用されている接着剤や塗料、防腐剤の原料にホルムアルデヒドが含まれています。そのため、一般的な家庭やオフィスなどの屋内に放散されていることが多いのです。

最近の建材は、2003年に建築基準法が改正され、ホルムアルデヒドの使用面積が制限されていますが、それ以前に建てられた住宅や家具は、ホルムアルデヒドの含有量が多い可能性があります。ホルムアルデヒドは10年以上経過しても放散し続けるため、古い住宅に住んでいる場合は注意が必要です。

そのほかには、洋服や食品の一部に使われていることもあります。衣類には、シワ防止や防虫効果のあるホルムアルデヒドが使われる場合がありますが、着る前に一度水洗いする「水通し」をすれば、ホルムアルデヒドを除去できるので安心です。

人体に与える影響

ホルムアルデヒドは、吸引すると人体にさまざまな悪影響を与えます。濃度によって人体に悪影響を与える度合いは異なりますが、目がチカチカする、のどがいがらっぽくなり咳が出る、鼻水が止まらなくなるなどの、粘膜系に異常が現れるということが多いです。

そのほかには、頭痛がしたりアトピー性皮膚炎になったりするだけでなく、発がん性物質でもあるため、内臓や神経、脳にまで悪影響がおよぶこともあります。これらの症状のことをシックハウス症候群と呼び、生活環境に多大な影響をおよぼすばかりか、仕事を辞めざるを得ないケースも発生しているので、気を付けなければなりません。

ホルムアルデヒドは除去できる?対策方法とは

人体にさまざまな悪影響を与えるホルムアルデヒドは除去できるのでしょうか。ここでは、ホルムアルデヒドの対策方法を解説します。

換気する

ホルムアルデヒドを除去するためのもっとも簡単な対策法は、換気をすることです。長時間窓を開けるだけでなく、換気扇を回すことも効果的です。また、最近の住宅では24時間換気システムの設置が義務付けられているので、あまり意識しなくても換気されているでしょう。ただし、フィルターや吸気口にホコリが詰まって、うまく空気が循環されないことがあるので注意が必要です。

ベークアウト

ベークアウトとは、人のいない部屋で暖房器具を使って、室温が30~35℃になるように暖め、その後強制的に換気を行って、ホルムアルデヒドやVOCの濃度を一定以下に下げていくことです。ベークアウトを実施することによって、頭痛や吐き気が治まったという事例もあります。ただし、何度もベークアウトをくり返すと、建材の劣化を招く恐れがあるので気を付けましょう。

空気清浄機またはオゾン脱臭機

高性能な空気清浄機を1日中使うことで、ホルムアルデヒドの異臭がしなくなり、目の痛みや鼻づまりが治まったという事例があります。24時間換気システムを設置していない住宅では、手間をかけることなく空気をきれいにできるのでおすすめです。

また、オゾン脱臭をすることで、ホルムアルデヒドの臭いを感じなくなり、気持ち悪さがなくなるということもあるようです。オゾン脱臭機は、ホルムアルデヒドだけでなく、室内のさまざまな臭いのもとを分解してくれるので、室内の臭いに悩まされている方は試してみるとよいでしょう。

家具や建材の買替または引っ越す

ホルムアルデヒドの発生源である家具や建材を買い替えるというのも効果的な手段です。たとえば、壁を日本に古くからある砂壁に変えると、ホルムアルデヒドが発生しなくなるため、シックハウス症候群の症状が改善されます。

しかし、賃貸住宅の場合は買い替えるわけにはいかないので、引越しすることも対策のひとつです。2003年に建築基準法が改正されて、ホルムアルデヒドの使用量が制限されているため、2003年以降に建てられた賃貸住宅を選ぶとよいでしょう。

まとめ

ホルムアルデヒドとは、目には見えない無色透明な気体で、人体に悪影響をおよぼすものです。ホルムアルデヒドの発生源は、建材や家具などの合板で、接着剤や塗料、防腐剤の原料に含まれています。人体に与える影響は、目がチカチカしたり鼻水が止まらなくなったりなど、粘膜系に異常が現れることが多いです。ホルムアルデヒドの対策方法は、換気すること、ベークアウトすること、空気清浄機またはオゾン脱臭機を使用すること、家具や建材の買替または引っ越すことが挙げられます。

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